So-net無料ブログ作成
検索選択

「タクシー会社の経営」

 今回は「タクシー会社の経営」に付いて書こうと思います。

 今迄はタクシー運転手の目線からタクシーの事を書いてきました。なので今回はタクシー会社に的を絞って考えたいと思います。先ず真偽の程は分かりませんが全国で約6割のタクシー会社が赤字経営の様です。そもそも会社の売上が東京と沖縄では全然違うと思います。平成16年度の運転手の年収で見ると、東京が約440万円、2位が千葉県で387万円、3位が神奈川県で約360万円の順になっています。神奈川県より千葉県の方が良いとは、チョット驚きでした。因みに最下位は大分県の217万円で東京の約半分です。これは平成16年厚生労働省の賃金基本統計調査からの数字です。

 地方都市の事を考えてもしょうがないので自分が勤める神奈川県の京浜交通圏で考えてみます。前に1日の営収平均が税別35000円と言うデーターが有ると書きましたのでそれをベースに考えたいと思います。

 タクシーの原価構成比率で約72%が人件費です。抑々タクシーは製造業では無いのでタクシーの原価って意味が良く分かりません。利益=売上-(原価+経費)だと思うのですが、2016年の東京タクシー・ハイヤー協会のレポートでは「原価の役72%が人件費」と大きく書いておりタクシー事業は労働集約型産業とも書いています。因みに「労働集約型産業とは人による業務の割合が大きい産業」だそうです。

 残りの約28%が燃料費、車両費、等諸々です。と考えるとタクシー会社の利益は売上-原価のみになります。元々経費は原価に含まれているのでこうなるでしょう。そこで大きな割合を占める人件費が問題になって来ます。運転手の給料の歩合を仮に60%と仮定すると、残り12%が社長を含めた事務員及び整備士の給料になると思います。

 35000円/台の営収では運転手の歩合給60%で21000円、その他の人件費で4200円、燃料等の経費で9800円になります。これが車両台数50台だと各々50倍の数字になります。人件費で210000円、経費で49万円です。これが1ヶ月30日では、運転手を除く人件費が630万円、経費が1470万円です。

 又車両に係るものとして燃料費が6.7%、車両修繕費が1.3%、車両償却費が2%で計10%が車を所有しているだけでかかる費用、又は営業して車を動かしている時に係る費用です。金額では3500円です。LPガスは概ね70円/ℓ~80円/ℓなのでほぼ燃料代の様な気がします。

 再計算すると、35000円の営収では運転手の歩合60%で21000円、車に係る費用が3500円の合計24500円です。その他の人件費を見てみます。全国平均の490万円は月約41万円なので、人件費の630万円を単純に41万円で割ると約15人の従業員となります。社長等役員の給与を総額20%と仮定すると、役員報酬は126万円、その他の社員は12人雇える事となります。これは全国平均給与490万円をベースに考えた事で、パート、アルバイトもいるので630万円をどの様に按分しているかは?で、人件費がどの位かかっているかも?です。例えば保有台数が増えれば比例的に人件費は増えないと思います。50台で12人、100台なら24人にはならないと思います。逆に保有台数が減れば比例的に社員数も減ると思います。

 数字を見て言える事はこれ位なので後は自分の運転手としての考えになりますが、長くなりましたので次回に書こうと思います。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職